6月、梅雨らしい季節がやってきました。雨の日が多くて、洗濯物がなかなか乾かず…。まるで主婦のようなことを言っていますが、ゲストハウスを運営していると、洗濯や布団干しは大切な日課なので、お天気にはつい敏感になります。
そんな中でも、熊野古道を歩く人たちはたくさんいらっしゃいます。雨や霧の中を歩くなんて大変そう…と思いきや、「雨や霧の景色が美しいんです!」と、なんともポジティブなお言葉。そんな話を聞いて、私も実際に歩いてみることにしました。

今回挑戦したのは、小口から那智大社へと続く「大雲取越」のルート。森の中は木々の葉に覆われているので、小雨程度ならそれほど気になりません。むしろ、霧に包まれた森は幻想的で、まるで異世界に迷い込んだよう。雨が空気中の埃を落としてくれるおかげで、景色もぐっとクリアに。植物や石、苔までもが、雨に濡れて色鮮やかに映えます。


途中、激しい雨に見舞われました。ウィンドブレーカーを着ていても汗で中はびしょびしょ。そんな中、半袖・短パンで歩く人の姿もちらほら。どうせ濡れるなら、むしろその方が快適かも…なんて思ってしまいました。(※とはいえ、防寒、滑りやすい道や虫への対策は大事です!)


雨の季節ならではの楽しみもありました。「那智の滝」は水量が増していて、ものすごい迫力!自然の力強さに心を打たれました。そして歩き終えた後のお楽しみは、ご褒美の「黒飴ソフトクリーム」!疲れた身体に、優しい甘さが染み渡ります。


今回は娘と一緒に歩きました。実は、娘と一緒に歩けるチャンスがこの日しかなく、雨でも行くしかなかったのです。でも、結果的にとても良い経験になりました。雨の日の熊野古道、想像以上に魅力的でしたよ。

ゲストハウスCOZY改築工事、梅雨のジメジメの中、職人さん頑張ってくれています。
ありがとうございます。
