御燈祭り

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御燈(おとう)祭りに参加しました!

新宮市の神倉神社にて毎年2月6日に行われる約1400年もの歴史あるお祭り。 女人禁制、白装束に荒縄を締めた男たちが御神火を移した松明をもって、神倉山の山頂から急な石段を 駆け下りる勇壮な”火まつり”である。このお祭りはそもそも山伏(修験道)の”行”が始まりだったようです。それが家々に”神の火”を戴くという神事になったようです。

古来”上がり子”としてお祭りに参加する者は、身を清めるために一週間前から精進潔斎をしなければならないと言われています。精進潔斎とは、白飯、豆腐、はんぺん、しらす、かまぼこなど、白いものしか食べてはいけなというしきたりです。また、白いものしか身に付けてはいけませんし、女性にも触れてはいけません。

 私が挑んだ?精進潔斎は、これが相応しいのかどうか分かりませんが、大好きなお酒を一週間、断つこと。好きなものを我慢することで、神事へ向け精神を集中することにしました!

 無事、精進潔斎を終え、祭りに臨みます。
松明に祈願を書きます。今年は門出の年、熊野の地で“家族”と熊野で暮らす人たち、熊野へ訪れるすべての人が幸せになりますように!

スタート地点である「ゴトビキ岩」が祀られる頂上に辿り着くとそこは異様な光景。白装束の男たちが約1500人、暗闇の中、佇んでいました。

御神火が入ってきました!

松明を地面に叩きつけて先を少し割っておくと火が点きやすいので、いたるところで叩きつける音が聞こえます。あちこちから雄叫びが聞こえる。
ボルテージが一気に上がります!

いよいよ”上り子”の松明へ次々と点火していきます!

この時の白装束の男たちはまるで出走を待つ競走馬のよう。

一斉に松明に点火されている様は山火事のようで、かなりの迫力でした。 山門入り口あたりは、開門直後に最初に駆け下りようとしている上り子で激しいバトルになるので、落ち着いている奥の方で待機していました。その為、動き出すまでに待ち時間がありました。

降り始めた頃には松明の火が燃え尽きかけていました。炭火となった松明を片手に無事下山。

”上り子”たちは熱い!1400年前から男たちは冬の間、溜め込んでいたエネルギーをこのお祭りで爆発させていたのですね!

 

御燈祭りが終わると春の訪れです。

 

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